はじめての滋賀県での出店でした。
青い空の下、びわ湖のほとりでお菓子の販売をさせていただきました。

朝、行きの車から眺める満開の桜も楽しみましたが、穏やかで心地よい時間を過ごさせてもらった余韻の中、帰りの車から眺める西日に映える桜がとても美しく、春のやさしさに包まれているようでした。

私が20年越えのペーパードライバーのため、イベント出店時はいつも夫に送り迎えをしてもらうのですが、遠方の場合は一度帰宅できないので出店を一日手伝ってもらうことになります。
忙しい中だと申し訳ない気持ちもあるけれど、いつも、夫なりの楽しみを見つけて過ごしてくれているようなのでありがたいです。

娘を真ん中にした家族の時間の中では、普段なかなか話題に上らないようなことを行き帰りの車の中でじっくりと話せる時間も貴重に思えます。
近頃の娘のこと、それぞれの仕事の近況や展望、最近心動いたことやとりとめのない雑談など。
今日は、どこからそんな話になったのかは忘れてしまったけれど、お互いのこれまでのアルバイト経験や仕事遍歴などについて話していました。長年一緒にいるけれど初耳な話もめずらしくなく、まったく違う人生を歩んできたんだなぁと、当たり前ながらあらためて思います。

普段の生活の中では過去を振り返ることはあまりしないけれど、夫婦でも親子でも友人でも、身近な人とたまに互いの思い出話を深めてみると、今のその人との間に新鮮な風が吹く気がしていて、過去を遡ることで、逆にどこかアップデートされたような感覚が味わえておもしろいなぁと思いました。

【今日作ったもの、食べたもの】
・ご一緒した出店者さんのおいしいもの色々
試作を重ねて形になった品々や、丁寧に手をかけて育まれた作物など、作り手さんや生産者さんの心が込められた商品に触れられるのが、毎回イベント出店時の大きな学びになっています。私も自信を持ってお伝えできるものをお届けしたい、といつも背筋が伸びる思いです。

お昼ごはんにはおいしいパン屋さんのサンドイッチとコーヒーをいただいて、お土産には自然に育まれたいちごや、食物アレルギーのある娘でも食べられる素材のたい焼きや焼き菓子などを。