98日目
毎年、娘が卒園した幼稚園で梅の販売があります。粒の大きさが揃っている市販の梅に比べて、少し小ぶりで様々な形が混ざり合った自然栽培の梅は、そのまんま育ったたくましさのようなものを携えていて、梅干しはやっぱりこの梅で作りたいなと、この時季になると思わせてくれます。
朝から梅販売のお手伝いのため幼稚園に行って、部屋いっぱいに広がる梅の香りに包まれながら、懐かしいお顔や初めましての方ともお話できたうれしい時間を過ごしました。
こんな形で今も何かのたびに、もうひとつの家のような存在の幼稚園のお手伝いをさせてもらえることが、とても嬉しいしありがたいです。
私も梅を購入して、自転車のカゴに入れて持ち帰ってきました。
去年とおととしに漬けた梅干しがまだたっぷりと残っているので、今年は例年よりも少なめに。今年は漬けなくてもいいかも、と一瞬思ったけれど、やっぱり梅干しのための梅しごとをしないとなんだか落ち着かない。
ヘタを取り、洗い、容器に塩と一緒に重ねていく。梅酢が上がり、赤紫蘇を加え、ザルにひとつずつ並べて天日干しする。手間がかかるし忙しい時期に重なると億劫に感じてしまったりもするけれど、やっぱり、そんな作業のひとつひとつが好きだから毎年続けているのだと思います。
今日は早めに帰ってきた娘と一緒に、夕方から作業をしました。
娘の梅しごとも年々こなれてきている様子。今年の梅干しも時間を経ながら、きっとおいしくなってくれると思います。
【今日作ったもの、食べたもの】
・桑の実シロップ
少し前に収穫して冷凍しておいた桑の実。そろそろ火を入れてシロップにしようと思い、レモン果汁と甜菜糖と一緒にことこと煮てシロップを作りました。
とっても鮮やかな赤色。炭酸や水で割ってドリンクにしたり、ケーキの生地に混ぜ込んで焼いたり。梅シロップもそろそろ飲めそうだし、ブルーベリーのシロップも待機しています。
夏のお楽しみが色々。少しずつ味わっていただきます。