日音色 hineiro

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2024.06.21

93日目

夏至。そして同じタイミングでの梅雨入り。今年はとてもゆっくりな梅雨のはじまりです。
雨の合間の陽の光がいっそう眩しくて美しい。

夜ごはんの後、気がつけば家族3人皆が居間のローテーブルに集まっていて、それぞれが好き好きにしたいことをする、という時間を過ごしていました。
娘は雑誌の占いページを参考にしながら、自作の要素も取り入れた「パン占い」の一覧表を描いていて、私は家用とお店用それぞれの食材の発注作業を、夫は娘の絵を眺めながらソファーで休憩。
時折誰かが話し出すとそれに一人が反応して話が広がり、またそこにもう一人が加わったりそのうち誰かが抜けたりしながら、ゆるゆるとのんびり過ごす時間。

私は子どもの頃に、そんな家族のなんでもないような、けれど何にも代えがたいような、ほっとできる食後の時間というものを過ごした記憶がほとんど残っていないので、そういう時間が今、とても貴重で大切に思えます。
けれど、そんな時間を過ごせなかった子ども時代の自分がかわいそうだという気持ちは、不思議とあまり生まれてこなくて、ああ、こういう時間ってとってもいいよなぁという、新鮮な発見を繰り返しているような感覚。そして、「私はあの時、本当はこんな風に感じていたんだ。こうしてほしかったんだ」ということを、娘を通して追体験しながらこたえ合わせをしているよう。
娘が家族に加わってから、そんな気づきが日々たくさんあります。

そして、自分が子どもの頃にこうだったらよかったな、と思うようなことを心に置いて娘と接することで、どこか自分自身が癒されているような心持ちになることも知りました。

【今日作ったもの、食べたもの】
・かき揚げ十割蕎麦
昨日のおかずのかき揚げが残っていたので、十割蕎麦を茹でてかき揚げ冷やし蕎麦をお昼ごはんに。衣は米粉+玄米粉で。米油で揚げたかき揚げは、色々残り野菜を細切りにして。鱧の天ぷらも少し残っていたのでそれも乗せました。焼きのりを散らして、わさびも添えて。夏にいただく冷たいお蕎麦とわさびって、本当によく合うなとあらためて。十割蕎麦なので蕎麦湯も忘れずにいただきました。