92日目
近頃の習慣になっている、娘の習い事の時間に合わせてのウォーキング。
この時期は比較的観光客の人は少ないようで、夕方にもなると、昼間は賑やかな観光スポットもずいぶんと静かな時間が流れています。
人が少ない分、より風景を楽しめる道のりを今日はゆっくりと歩きました。
そんな中、民家からふと漂ってくる煮炊き物の匂い。夕方に、外気に混じって漂ってくるこの匂いは、小さな子どもの頃から知っているもの。幾度も出合ってきたその匂いをかいだ瞬間に、なんとも言えない安心感のような、せつないような、複雑な懐かしさを感じて、反射的に目の奥がじんわりと熱くなりました。
積み重ねてきた遠い記憶とその匂いが瞬時にしっかりと結び付いたような不思議な感覚で、自分が把握していない自分が、私の中にきっとまだまだ色々と詰まっているのだと感じました。
今日は仕込み、買い出し、誘ってもらって初めてのお店でお昼ごはんをいただいたり、娘の帰りが早かったりで、なんだか行ったり来たりのせわしない一日だったけれど、夕方の静かな散歩が、深呼吸ののち、心の着地点を教えてくれたようでした。
今日もいろんなところで優しい色を見せてくれた紫陽花。
【今日作ったもの、食べたもの】
・茄子と玉ねぎとツナの麦味噌煮
茄子、玉ねぎ、ツナ、この3つの組み合わせが好きです。今日のように煮物にするのも好きだし、ごま油で炒めて蒸し焼きにした茄子と、冷水にさらしたスライスオニオンとツナをマヨネーズ (今は我が家では豆乳マヨ) で和えたものも昔からよく作っています。
今日は、具材をごま油で炒めてから麦味噌を乗せて蒸し煮に。主に茄子から出る水分だけを使って、味付けは麦味噌と味の母を少々。残ったらパスタソースにしたり、冷やしうどんの上に乗せてめんつゆを少し加えたり。色々とアレンジもできるおかずだと思います。
