明日は実店舗のオープン日だったけれど、ここ数日、娘が体調を崩して仕込みの時間を十分に取れなかったので、お休みにさせてもらいました。
学校にほぼ一週間行けなかった、なかなかにハードな日々、娘、本当によくがんばった・・。

初めての臨時休業。なんて言えるほどお店を開けれていないけれど、お休みのお知らせをするのは初めて。これまでの数年間、マイペースながらも予定を変更することなく続けて来れたのは、いつも元気に過ごしてくれている娘やサポートしてくれる家族のおかげなんよなぁと、あらためてありがたさを感じました。

ということで急遽予定が空いたので、午後から、ようやく回復した娘と散歩を兼ねてお友達のおうちのポストまで手紙を届けに行ったり、思い立って刺繍をしたり。久しぶりに娘とのんびり過ごすことができました。

昼下がり、二人揃ってあくびをしながら「眠いなぁ」と言い合って、私が何気なく「睡魔ってどんな姿してるんやろう」と言うと娘が、「めっちゃ眠そうな顔して襲いかかってくると思う、こんなふうに」と言いながら、娘が想像する「睡魔」を演じてくれました。「え、睡魔自身も眠いんや」と私が言うと、「そりゃそうやろ」と娘。そうか、襲ってくる睡魔自身も眠いのか。その発想っておもしろいし、なんだか深いな・・そんなことを心地よい眠気と共に、ふわふわと思った今日の昼下がりでした。

非日常を味わった後のいつもの日常は、しみじみ尊く感じます。

【今日作ったもの、食べたもの】
・残りものでおいなりさん
冷凍庫に2袋あった油揚げを使いたくて、お昼ごはんのひと品においなりさんを。袋状にした油揚げを醤油と三河みりんでじっくり煮込み、残っていた切干大根煮（人参と三度豆入り）を刻んで混ぜ込み、梅酢も少々加えたご飯を詰めました。いなり寿司は、苦手な野菜が多い娘も好んで食べるので、ご飯に色々と混ぜ込みます。
おいなりさん、ということばの響きも、ぽってりした姿も、どこかほっとします。