150日目
午前中、ようやく取り掛かれた実店舗の大掃除。
普段は丁寧に掃除できていない箇所の拭き掃除をしたり、床をブラシで磨いたり。排水溝の細かいところをいくつかのサイズのブラシでこすってピカピカにしたり。コンロの五徳を洗い、五徳を取り外した底の方を丁寧に拭いて汚れを取り、換気扇を磨いてフィルターを取り替え、冷蔵庫の仕切りなどを洗って拭いて、食材の整理をした後は冷凍庫の霜取り。
こうしてつらつらと書き出してみると、たくさん動いたなぁがんばったなぁと実感できて充実感。
明日に持ち越す箇所もありつつ、最後に包丁たちを研いで今日のところは終了。
午後からは、沖縄で心奪われて我が家にもお迎えすることにした、バナナの木の苗とアロエの苗2株が届いたので、さっそく庭へ。マイナス7度まで耐寒性があるというアケビバナナという品種で、ピンク色の小さな実が付くらしい。京都の冬の寒さは大丈夫だろうかと心配ではあるけれど、うまく環境に馴染んで育ってくれたらいいな。
この苗はここだな、としっくり来た場所の土を掘り、苗たちをひとつずつ植えて土をかぶせて。気温がそれほど高くなかったので、その流れで庭の水撒きもして、きらきらと潤う庭を眺めながら、これからさらにこの庭はどんな姿になっていくのかなぁと、楽しみになりました。
夕方、「近所の森」と個人的に呼んでいる場所で枝拾い。
散歩をする地元の人や観光の人と時々すれ違う西日差す森で、「少しいただきますね。ありがとう」と樹々たちに声をかけながら、拾った枝をカゴに入れていく静かなひととき。この枝を使って、お店で使うものをいくつか作る予定です。
夕方から友人たちと待ち合わせをして、ののさんの黄昏時のワインバーへ。
今日はたくさん働いたから、一杯目のクラフトビールが沁みるようにおいしかった。
それぞれの夏の旅の話を交換しながら、物語のあるワインと美しいおつまみをいただいた黄昏時は、ありがたく贅沢な時間でした。
帰り道はすっかり暗くなっていて、明るい月とくっきりと光る星々を眺めながら帰りました。
【今日作ったもの、食べたもの】
・飛鳥の蘇
ののさんで出してくださったおつまみのひとつ。
随分前に、友人と明日香村に出掛けた時にお昼ご飯でいただいたなぁと、懐かしく味わいました。
チーズとはまた別物のまろやかなお味。古代の人々もこの味を好んで味わっていたのかなと思うと、より滋味深く貴重に感じました。